電気電子機器に対するモデル縮約法の開発
カウア回路による効率的な電磁界表現
近年,計算機シミュレーションが取り扱う領域はますます拡大しており,様々な物理現象を,効率よく高精度に解き明かすことが求められています。 電気機器・電子機器の開発においても,電磁界シミュレーションは必須の技術となっていますが,現在ではさらに,計算の高速化・高精度化とともに,材料物性を組み込んだ解析・設計技術や,複数の物理現象との連成解析などが求められています。
このような要求に応えるためには,計算機性能の向上や計算の大規模化だけでは不十分であり,物理現象の高度なモデル化手法の開発が必要です。 電磁界解析においても,計算の並列処理だけでなく,電磁界方程式の数理的な性質に立脚した効率的で応用範囲の広い解法の開発が重要です。
そこで,本研究室では, マクスウェル方程式の数理的性質に基づいた計算電磁気学の理論的な研究や, それを応用した高速電磁界解析手法の開発,さらには, マイクロ磁気学を用いた磁性材料のモデル化や, ベクトルヒステリシスモデルの開発などに取り組んでいます。